「キッチンをリビング側へ移したい」「浴室と洗面所の位置を変えて家事をしやすくしたい」など、水回りの配置に不便を感じている方もいるのではないでしょうか。
リノベーションでは、キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りを現在とは異なる場所へ移動できる場合があります。ただし、給排水管や換気設備、電気配線、建物の構造などによって、希望する位置へそのまま移せるとは限りません。
この記事では、水回りを移動する際に確認したいポイントや設備ごとの考え方、実際の施工例について解説します。
■水回りは移動できる
リノベーションでは、キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りを現在とは異なる場所へ移動できる場合があります。
「キッチンをLDKの中心に移したい」「浴室と洗面所の位置を入れ替えたい」といった間取り変更も検討できますが、好きな場所へ自由に動かせるとは限りません。
水回りの移動では、給水管や排水管の通り道、床下のスペース、換気設備などを確認したうえで、実現できる範囲を判断することが重要です。
・配管ルートを確認
水回りを移動する際に、まず確認したいのが給水管と排水管のルートです。
水やお湯を供給する配管だけでなく、使用した水を流す排水管を新しい設備の位置まで通す必要があります。
特に築年数が経った住宅では、現在の配管がどこを通っているのか、劣化していないかも合わせて確認しておくことが大切です。
新しい設備だけを考えるのではなく、床下や壁の内部まで確認したうえで間取りを計画することで、工事後のトラブルを防ぎやすくなります。
・排水勾配が重要
キッチンや浴室、洗面所などから出た水は、排水管を通って流れていきます。そのため、排水管には水を流すための適切な傾斜が必要です。
移動距離が長くなると、必要な傾斜を確保するために床の高さを調整したり、配管経路を変更したりする必要が出ることがあります。
「空いているスペースがあるから設備を置ける」とは限りません。
希望する位置まで排水管を通せるのかを事前に確認し、無理のない配置を考えることが重要です。
・換気や電気も確認
水回りの移動では、給排水だけでなく換気や電気設備についても確認が必要です。
例えばキッチンでは、レンジフードから外部へ空気を排出するための経路が必要になります。浴室でも換気設備を設置するため、天井や壁の状態によっては希望する位置への移動が難しくなる場合があります。
また、IHクッキングヒーターや食洗機、浴室乾燥機などを設置する場合は、必要な電気容量や配線についても確認する必要があります。
水回りの間取りを変更するときは、設備の位置だけを見るのではなく、給排水・換気・電気まで含めて計画することが大切です。
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■設備ごとの考え方
水回りを移動する場合は、キッチン・浴室・洗面所・トイレをそれぞれ単独で考えるのではなく、家事や生活の動線を含めて配置を検討することが大切です。
設備によって必要な配管や換気設備も異なるため、「どこへ移したいか」と同時に「移動することで暮らしがどう変わるか」を考えましょう。
・キッチンの移動
キッチンを移動するリノベーションでは、壁付けキッチンから対面式へ変更したり、LDK全体を見渡せる位置へ配置したりする方法があります。
位置を変えることで、料理中でも家族と会話しやすくしたり、ダイニングへの配膳をしやすくしたりと、LDK全体の使い方を見直せます。
一方で、シンクの給排水だけでなく、レンジフードの換気経路やコンロの電気・ガス設備なども関係します。
キッチン本体の位置だけではなく、必要な設備を新しい場所まで通せるかを確認したうえで計画する必要があります。
・浴室と洗面の移動
浴室と洗面所は毎日の入浴や洗濯に関わるため、セットで位置関係を考えると生活動線を改善しやすくなります。
例えば、浴室と洗面所が離れていて移動しにくい場合や、脱衣・洗濯・物干しの動線に不便を感じている場合は、水回り全体の配置を見直す方法があります。
ただし、浴室は給排水だけでなく、給湯設備や換気設備も必要です。洗面所についても、洗濯機を置く場合は給排水の位置まで考える必要があります。
設備を単純に入れ替えるのではなく、入浴や洗濯の流れまで考えながら配置を検討することが大切です。
・トイレの移動
トイレも、住まい方に合わせて配置を見直せる場合があります。
例えば、寝室から遠い、夜間に階段を使わなければならない、廊下から使いにくいといった不満がある場合は、リノベーションを機に位置や動線を検討する方法があります。
ただし、トイレも排水が必要な設備です。希望する場所だけで決めるのではなく、既存の配管や床下の状況を確認しながら配置を検討する必要があります。
キッチンや浴室、洗面所も含め、水回りをまとめて見直す場合は、個々の設備ではなく家全体の動線から考えることがポイントです。
■間取り変更の注意点
水回りを移動すると、設備を新しくするだけでなく、キッチン・洗面所・浴室・トイレの位置関係そのものを見直せます。
一方で、移動距離や既存配管の状態によって工事内容が変わるため、見た目の間取りだけで決めるのではなく、建物の状態まで確認して計画することが重要です。
・家事動線を考える
水回りを移動する大きな目的の一つは、現在の暮らしに合った動線をつくることです。
例えば、キッチンと洗面所を近づければ、料理と洗濯を行き来しやすくなります。浴室・洗面所・トイレの位置関係を見直すことで、朝の身支度や入浴時の移動をスムーズにできる場合もあります。
一方で、水回りを一か所へ集めることだけが正解とは限りません。家族の生活時間や洗濯物を干す場所、収納の位置などによって使いやすい配置は変わります。
単純に「空いている場所へ移す」のではなく、毎日の動きをイメージしながら配置を決めることが大切です。
・古い配管も確認
築年数が経った住宅では、水回りの位置を変更する際に既存の給排水配管も確認しておきましょう。
設備だけを新しくしても、床下や壁の中にある配管が古くなっている場合は、工事に合わせて交換を検討することがあります。
特に水回りを大きく移動する場合は、新しい配管をどこへ通すかだけでなく、現在使っている配管をそのまま利用できるのかも確認が必要です。
目に見える設備だけで判断せず、床下や壁の内部も含めて住まいの状態を確認しておくことが大切です。
・費用が増える工事
水回りの移動は、設備を同じ位置で交換する工事よりも施工範囲が広がる場合があります。
給排水管の延長や交換、床や壁の解体・復旧、電気配線、換気経路の変更などが必要になれば、その分工事内容も増えていきます。
また、工事を始めてから床下や壁の内部に劣化が見つかると、補修などの追加工事が必要になることもあります。
そのため、水回りを移動したい場合は、設備本体の価格だけで予算を考えるのではなく、現地調査で建物や配管の状態を確認し、必要になる工事を整理したうえで計画することが大切です。
■水回りの施工例
ワタヨシ建設では、福島市のマンションをフルリノベーションし、水回りの配置や家事動線を見直した施工例があります。
この工事では、単に設備を新しくするのではなく、電気温水器の位置まで変更しながら浴室・洗面所・トイレの配置を再検討しました。
・浴室と洗面を再配置
電気温水器の設置場所を変更することで、浴室・洗面所・トイレの配置を見直しました。
水回りは設備単体で考えるのではなく、給排水や給湯設備まで含めて計画することで、間取りの選択肢が広がる場合があります。
今回の工事でも、水回りの位置関係を見直すことで、浴室や洗面所、トイレを行き来しやすい生活動線・家事動線へ整えました。
・キッチンまで一体改修
キッチンについても、従来の壁付けタイプからオープンタイプへ変更しました。
リビング側を見渡せる配置とすることで、料理をしながら家族と過ごしやすく、家事もしやすい空間へと改修しています。
水回りの移動を検討する場合は、浴室や洗面所だけを個別に考えるのではなく、キッチンを含めて住まい全体の動線を見直すこともポイントです。
「今の場所で設備だけ交換する」のでは解決しにくい不便がある場合は、水回りそのものの配置を見直すことも選択肢の一つです。
施工例を見る:福島市マンション・フルリノベーション
■まとめ
リノベーションでは、キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りを現在とは異なる場所へ移動できる場合があります。
ただし、希望する場所へ自由に移せるわけではありません。給排水管の通り道や排水に必要な勾配、換気設備、電気配線などを確認したうえで、実現できる範囲を判断する必要があります。
また、水回りを移動する際は、設備単体ではなく、キッチンから洗面所、浴室、トイレまでの生活動線や家事動線をまとめて考えることが大切です。
「今の場所で設備だけ交換しても使いにくさが残りそう」「水回りの配置そのものを変えたい」という場合は、まず現在の配管や建物の状態を確認し、どこまで間取りを変更できるのか検討してみましょう。
■福島市で水回りのリノベーションをご検討ならワタヨシ建設へ
ワタヨシ建設株式会社では、福島市を中心に、キッチンや浴室、洗面所などの部分的なリフォームから、間取り全体を見直すフルリノベーションまで対応しています。
水回りの移動は、現在の配管や建物の構造によって実現できる範囲が異なります。「キッチンを対面式にしたい」「浴室と洗面所の位置を変えたい」といったご希望も、まずは現在の住まいの状態を確認することが大切です。
ワタヨシ建設では、水回りだけを見るのではなく、生活動線や家事動線まで含めて間取りをご提案しています。
「この位置まで移動できるのか分からない」「設備交換だけにするか、間取りから見直すか迷っている」という段階でも、まずはお気軽にご相談ください。







