2階建ての家に住んでいても、「最近はほとんど1階で過ごしている」「2階まで全部リノベーションする必要はないのでは」と感じている方もいるのではないでしょうか。
リノベーションは必ずしも家全体を工事する必要はなく、LDKや水回り、寝室など、生活の中心となる1階に範囲を絞ることも可能です。ただし、間取りだけでなく、建物の状態や断熱性、将来の暮らし方まで考えて計画することが重要です。
この記事では、1階だけをリノベーションする場合の工事範囲の決め方や注意点、実際の施工事例について解説します。
■1階だけでも改修できる
2階建ての住宅でも、必ずしも家全体をリノベーションする必要はありません。現在の暮らし方や今後の家族構成によっては、生活の中心となる1階だけを改修する方法もあります。
特に、LDKやキッチン、浴室、洗面所などが1階に集まっている住宅では、1階の間取りや設備を見直すだけでも、日々の暮らしやすさを大きく改善できる可能性があります。
・向いている住まい
1階だけのリノベーションは、「2階をほとんど使っていない」「水回りやLDKを中心に使いやすくしたい」といった住宅に向いています。
例えば、子どもの独立によって2階の部屋を使う機会が減った場合や、将来を考えて階段の上り下りをできるだけ減らしたい場合には、1階に生活機能をまとめる方法が考えられます。
ただし、寝室を1階へ移したい場合は、現在の部屋数や広さだけでなく、収納や動線まで含めて間取りを検討することが大切です。
・全面改修との違い
家全体を対象とするリノベーションと比べて、1階だけに工事範囲を絞れば、残したい部分を活かしながら必要な場所を優先して改修できます。
一方で、1階だけを新しくすればすべて解決するとは限りません。屋根や外壁、構造部分などに劣化がある場合は、リノベーションする範囲とは別に補修が必要になることもあります。
そのため、「どこを新しくしたいか」だけでなく、現在の住宅の状態を確認したうえで、1階だけで十分なのか、家全体まで工事した方がよいのかを判断することが重要です。
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■工事範囲の決め方
1階だけをリノベーションする場合は、「どこを新しくするか」ではなく、「1階でどのように暮らしたいか」から工事範囲を考えることが大切です。
LDKだけを広くしても、水回りへの移動がしづらかったり、収納が不足したりすると、せっかくリノベーションしても使いにくさが残ることがあります。現在の不満だけでなく、家事や移動の流れまで確認しながら計画しましょう。
・LDKと水回り
1階で過ごす時間が長い住宅では、LDKとキッチン、浴室、洗面所などの位置関係が暮らしやすさを左右します。
例えば、キッチンと洗面所を行き来しやすくしたり、洗濯から物干しまでの移動距離を短くしたりすることで、毎日の家事負担を減らせます。
設備を新しくするだけではなく、必要に応じて水回りの位置や間取りそのものを見直すことで、現在の生活に合った空間をつくりやすくなります。
・寝室と収納
将来的に1階だけで生活を完結させたい場合は、寝室をどこに設けるかも重要です。
LDKの近くに寝室を配置すると移動は楽になりますが、テレビやキッチンの生活音が気になる可能性があります。反対に、離しすぎるとトイレや洗面所への移動距離が長くなります。
また、寝室を新たに設けることで収納が不足する場合もあるため、押入れや使っていないスペースをクローゼットへ変更するなど、収納計画も合わせて考える必要があります。
・断熱と段差対策
間取りや設備を新しくしても、冬の寒さや室内の段差が残っていると、暮らしにくさを十分に改善できない場合があります。
特に築年数が経った住宅では、窓や床から冷気を感じることもあるため、1階のリノベーションに合わせて断熱性能を確認しておくことが大切です。
また、部屋ごとの床の高さや浴室・トイレの段差を見直すことで、将来的にも移動しやすい住まいにつながります。
すべてを一度に工事する必要はありませんが、後から追加工事を繰り返さないためにも、1階全体の暮らし方を見ながら工事範囲を決めることが重要です。
■計画時の注意点
1階だけに工事範囲を絞る場合でも、1階だけを見て計画を決めるのではなく、建物全体の状態を確認しておくことが大切です。
築年数が経った住宅では、見た目では分からない部分の劣化や断熱性能、構造上の制約が見つかることもあります。希望する間取りを先に決め切るのではなく、現在の住まいを確認したうえで実現できるプランを検討しましょう。
・室内の温度差
1階を中心に生活するなら、LDKや寝室、水回りなど、日常的に行き来する場所の寒さにも注意が必要です。
設備や内装だけを新しくしても、窓や床などから冷気が入りやすい状態では、冬場の暮らしにくさが残ってしまうことがあります。
特に寝室や浴室、洗面所まで1階へまとめる場合は、間取りだけではなく断熱も含めて考え、できるだけ快適に移動できる住環境を整えることが重要です。
・構造や耐震性
間取りを大きく変更する場合は、撤去できる壁や柱なのかを事前に確認する必要があります。
住宅を支える壁や柱は自由に取り除けるわけではないため、「LDKを広くしたい」「部屋同士をつなげたい」といった希望が、そのまま実現できないケースもあります。
また、築年数が経った住宅では、内装だけではなく建物の状態も確認しておくことが大切です。必要に応じて補修や耐震面も含めて検討し、安心して住み続けられる計画を立てましょう。
・将来の暮らし方
現在使いやすい間取りだけでなく、数年後、十数年後の暮らしまで考えておくことも重要です。
例えば、今は2階に寝室があっても、将来的に階段の上り下りを減らしたいのであれば、1階に寝室として使える空間を確保しておく方法があります。
ほかにも、トイレや浴室までの移動距離、室内の段差、収納の位置などをあらかじめ見直しておけば、生活スタイルが変化した後も住み続けやすくなります。
1階だけのリノベーションだからこそ、「今困っている部分を直す」だけで終わらせず、これからどのように暮らしたいかを整理して計画することが大切です。
■築43年の施工例
ワタヨシ建設では、福島市で築43年の中古戸建てをリノベーションした施工事例があります。一部2階建ての住宅で、1階北側の水回りを中心に、現在の暮らしに合わせて間取りや設備を見直しました。
1階だけのリノベーションを考える際にも、「今ある部屋をそのまま新しくする」のではなく、生活動線や収納、寒さなどの悩みをまとめて見直す考え方が参考になります。
・水回りを再配置
この事例では、寒く掃除の負担も大きかったタイル張りの浴室を洗面所へ変更し、もともと洗面・洗濯スペースだった場所にユニットバスを設置しています。
さらに、電気温水器が置かれていた勝手口を塞ぎ、造作収納を設けてキッチンスペースへ取り込みました。
水回りは設備だけを交換する方法もありますが、位置関係そのものを見直すことで、限られた1階のスペースを現在の暮らしに合わせて使いやすくできます。
・和室と収納を改善
3部屋あった和室のうち1部屋は畳を残し、残りはフローリングとクロスへ変更しました。また、床の間だった場所をクローゼットへ変更し、収納として活用しています。
さらに、大きなアルミサッシには内窓を設置し、冬の結露対策も行いました。
このように1階を中心にリノベーションする場合は、LDKや水回りだけに注目するのではなく、使っていない和室や収納、窓なども合わせて見直すことで、暮らし方そのものを変えられる可能性があります。
現在の住宅で「2階まで含めて全部直す必要があるのか」「1階を中心に使いやすくできないか」と迷っている場合は、まず建物の状態と希望する暮らし方を整理し、必要な工事範囲を検討してみましょう。
■まとめ
1階だけのリノベーションは、家全体を改修するのではなく、現在の暮らしに必要な場所へ工事範囲を絞れる方法です。
LDKや水回り、寝室、収納などを1階にまとめることで、毎日の移動や家事をしやすくしたり、将来の階段の上り下りを減らしたりできる可能性があります。
ただし、間取りや設備だけを新しくすればよいとは限りません。築年数が経った住宅では、断熱性能や建物の劣化、壁や柱などの構造も確認したうえで計画することが大切です。
「2階はほとんど使っていない」「家全体を直すべきか迷っている」という場合は、まず現在の住まい方と今後の暮らし方を整理し、1階を中心にどこまでリノベーションするのが適しているか検討してみましょう。
■福島市でリノベーションをご検討ならワタヨシ建設へ

ワタヨシ建設株式会社では、福島市を中心に、住まいの部分的なリフォームからフルリノベーションまで幅広く対応しています。
「2階はほとんど使っていないので、1階を中心に暮らしやすくしたい」「水回りや間取りをまとめて見直したい」など、ご家族によって必要な工事範囲は異なります。
現在の建物の状態やこれからの暮らし方を確認しながら、それぞれの住まいに合った改修方法をご提案します。
初回のご相談・現地調査・お見積もりは無料です。「1階だけでもリノベーションできるのか」「どこまで工事した方がよいのか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
まずは住まいのお悩みからお気軽にご相談ください。






